30代でエチニルエストラジオール製剤を飲まない理由

エチニルエストラジオール製剤は、女性ホルモンの中でも卵胞ホルモンという種類に属するホルモン剤で、その用量、またレボノルゲストレルなどの黄体ホルモンとのバランスによって、避妊のためのピルや子宮内膜症など婦人科系の疾患の治療に用いられる薬です。低用量ピルなどは自由診療と呼ばれる保険適用外の薬ですが、同じ内容の薬でも一部は保険適用のものがあるなど、商品名、成分名の合計で表すとさまざまな種類のものが存在します。低用量ピルの場合の基本的な使用方法は21日分を継続して服用し7日分を休薬、またはプラセボと呼ばれる有効成分を含まない錠剤を服用する、という形になります。この有効成分の入った薬を飲まない期間に生理が来るという形になるため、人によっては生理の周期を変え、遅らせるために服用するという場合もあります。これらの薬については、一般的には産婦人科医の診察の後病院や調剤薬局からの交付となることがほとんどであり、専門職である医師や薬剤師の説明を受けて服用に至る形となります。エチニルエストラジオールその他女性ホルモン剤の処方の対象となるのは20代30代40代、どの年代でも当てはまりますが、30代以上の人が服用する場合、飲まない原因となる注意点があります。女性ホルモン剤のリスクの一つとして血栓症、乳がんの発生率の増加がありますが、この血栓症のリスク、また乳がんの発生確率の増加を以て、エチニルエストラジオール製剤を飲まないという判断に至る30代以上の方も少なくありません。乳がんのリスクが増える代わりに卵巣がんのリスクは減少するとも言われており、薬には副作用はつきものなので、得られる効果に対してどこまでそれを許容、あるいは覚悟できるか、というところになります。どの場合にも、医師や薬剤師の説明をしっかりと聞いて客観的な判断ができるように努めたいものですね。